コミュニケーション「気になるニュース」/認知行動療法講座「認知行動療法の概要」

コミュニケーション「気になるニュース」

火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行っています。

働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。

雑談によってお互いのことを知っていき、関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。

今回のテーマは「気になっているニュース」です。

最近の気になっているニュースについて発表して頂きました。

色々なニュースについて興味を持っていると雑談しやすいですよね!

  • 出生数過去最少
  • アメリカとウクライナの破断
  • ディズニープラスの値上
  • 円安・ドル高

いずれも今後も気になる内容でしたね!

引き続きスムーズな雑談をするために、質問の仕方に工夫や日ごろから話題の収集も心掛けていきましょう!

認知行動療法講座

前回は、スキーマを変える方法を、実際に練習しました。

今回からは、改めて認知行動療法とはどのようなものか、概要の説明から行っていきます。

認知行動療法の概要

認知行動療法において、一番の基礎となる考え方が、「気持ちは考え方に影響される」というものです。

例えば、暗い夜道で迷ってしまった、という場面を想像してみてください。

このとき、「ちゃんと準備をしておけばこうはならなかったのに。自分はいつもダメだ」と考えたとしたら、気持ちが落ち込んでしまうでしょう。

一方、「道を聞いた時に嘘を教えられたんだ。酷いやつだ」と考えたら、沸々と怒りが湧いてきます。

はたまた、「野生動物が襲ってくるかもしれない。非常に危険な場所にいるんじゃないか」と考えていたならば、不安な気持ちになるでしょう。

これらはすべて、「暗い夜道で迷った」という同じ場面なのですが、頭の中で考えている内容によって、まったく違う感情が浮かんできています。

もしもこのとき、「たまには夜の散歩も良いものだ。人が全く通らないというわけではないし、次にあった人に道を聞いてみよう」と考えていたならば、落ち込み、怒り、不安のいずれの感情も、さほど強くは浮かんでこなかったのではないかと思います。

ネガティブな感情には、それぞれに意味があるので、必ずしも、それらの感情が浮かばない考え方が正しい、というわけではありません。

しかし、「落ち込むようなことばかり起こる」「いつもイライラしている」「常に不安で仕方ない」といった場合には、出来事が問題なのではなく、『起きている出来事を、自分がどう受け止めているか』にフォーカスする必要があるかもしれません。

このような考え方を元に、ネガティブな気持ちが浮かんできたとき、その原因となる考え方を見つけ出し、別の考え方に変えていくことで問題の解決を目指すのが、認知行動療法なのです。

 

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