GWプログラム
本日は、就労移行支援事業所 リスタートの休日開所日です。
GW期間には、3回に分けてアンガーマネジメントについての特別講座を行います。
今日は、怒りを感じる素となる「怒りの必要性」についてお話します。

怒りの必要性を判断し、適切に対処する。
怒りは自然な感情であり、怒りが沸くこと自体を忌避する必要はありません。
しかし、ちょっとした出来事にも怒りを感じてしまっていては、自分も疲れてしまいますし、周囲に対してもどんどん悪影響を与えてしまうことになります。
そのため、その怒りが必要なものかどうかを判断できるようになる必要があります。
必要な怒りであるかどうかを判断する基準の1つとして、「後悔」を挙げることができます。
怒りが沸いてきたその場で、「怒らなければ後悔する」ことであると感じたならば、それは必要な怒りであるとみなせるでしょう。
ただし、怒りのまま感情に任せて表現するのではなく、冷静に、「リクエスト」として表現するようにしてください。
一方、「怒ると後悔する」なのであれば、相手にぶつけることはせず、手放してしまうことが必要になります。
では、不要な怒りを手放すためにはどうすれば良いのでしょうか。
変えられないことへの怒りを手放す
家族関係や仕事での失敗、友人とのトラブルなど、乗り越えるのが難しいような辛い経験は、その場一時のものではなく、時間が経った後にも何かの拍子に思い出され、怒りが湧いてきたりします。
しかし、だからと言って過去を変えることはできませんし、過去にあった怒りの原因を変えることもまた不可能なのです。
それにもかかわらず怒りを継続させてしまうのは、ただ苦しいだけで、得策とは言えません。
変えることができないことへの怒りは、可能な限り早く手放してしまうことが重要です。
また、変えられないことへの怒りは、過去のことばかりとは限りません。
例えば、渋滞にはまってしまったとき、個人の力で渋滞を解消することはできないでしょう。
このような時には、「渋滞していること」に注目するのではなく、「ほかのルートを探す」「約束の時間をずらしてもらう」など、自分の行動を変えることで、怒りを抑制することができます。
手放した方が良い怒りであるのかどうかは、「重要性」と「変えられるかどうか」の2つの軸で整理することで見えてきます。
怒りの分類
- 「変えられる」×「重要」なことへの怒りなら、全力で変えるための努力をすれば良いことです。
- 「変えられない」×「重要でない」ことならば、手放してしまったほうが賢明でしょう。
- 「変えられる」×「重要でない」ことは、 無理に変えようとする必要はありません。
- 「変えられない」×「重要」なことは、直接変えるのではなく、自分にできる他のアプローチを探してください。
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