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統合失調症とは③ ~統合失調症の原因は・・・~

今回は、前回の【統合失調症とは②~どうして起こるの?~】の続きです!

「統合失調症」の原因についてさらに詳しく見ていきます!

 

前回までの記事はコチラ↓

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第17回 教えて!リス太くん

統合失調症の原因は、今のところ明らかではありません。

進学・就職・独立・結婚などの人生の進路における変化が、発症の契機となることが多いようです。

ただ、それらは発症のきっかけではあっても、原因ではないと考えられています。

というのは、こうした人生の転機はほかの人には起こらないような特別な出来事ではなく、同じような経験をする大部分の人は発症に至らないからです。

統合失調症の発症については、1つの原因に起因するものではなく、いくつかの危険因子が重なって発症するというストレス・脆弱性モデルが考えられています。

病気になりやすい“もろさ”(脆弱性)があるところに、周囲のストレスフルな環境や重大なライフイベント等のさまざまなストレスがかかることが発症の引き金となるという考え方です。

ストレス・脆弱性モデルとは?

~『もろさ』にいくつかの因子がかさなって発症するという考え方~

もろさストレス
・遺伝・環境(転校・転居・親の離婚など)
・脳のトラブルなど  ・ライフイベント(卒業など)
・気質・性格 ・病気
などなど

統合失調症の発症

統合失調症は病気の経過により、前兆期・急性期・休息期(消耗期)・回復期にわけられます。

それぞれの病期で特徴的な症状が認められます。

特に目立つ症状は現れませんが、ご本人は何となく変だと感じています。

発症の前触れのような変化がみられることがあります。

眠れなくなったり、物音や光に敏感になったり、あせりの気持ちが強くなったり集中力の低下や情緒不安定(いらいらする)などがみられます。

これらは誰もがよく経験することです。

そのため、本人も周りの人も気づかないケースが多くあります。

この時期に治療を始めると、治療効果が高いといわれています。

幻覚・妄想(内容は被害的なものが多い)・混乱など、本人は何かがおかしいと自分の中で感じながらも病気だとは思っていないので、他人にはよく理解できない発言や行動が現れてきます(陽性症状)。

周りの出来事に敏感さが極度に強まり、幻覚、妄想、興奮といった統合失調症特有の陽性症状が目立ちます。

幻覚や妄想に襲われて頭の中が混乱し、周囲とのコミュニケーションがうまくとれなくなり、不安や緊張を強く感じます。

この時期にはできるだけ早く受診し、適切な治療を行うことが重要です。

治療により症状が落ち着いてきた状態です。

幻覚や妄想などの目立った症状(陽性症状)は少なくなりますが、一方で意欲の低下や感情の起伏がとぼしくなりいつも寝ていたり、引きこもったり無気力で何もしなくなるなどの陰性症状が中心の休息期に入り、長時間睡眠を取るようになります。

一見だらだらとしているように見えますが、回復のためには必要な時期です。

ご家族や周り方がご本人の状況をよく理解し、服薬を規則正しく続け、睡眠と休息を十分取れるようにすることが大事です。

この時期は不安定な精神状態にあり、ちょっとした刺激が誘因となって、急性期に逆戻りしやすい時期でもあります。

徐々に心も体も安定してきます。

無気力な状態から脱していき、ご本人も活動の範囲を広げる意欲が出てきます。

地域の社会資源も利用していきましょう。

再発予防のために、規則正しい服薬を続ける必要があります。

家族がゆとりの気持ちで接することが大切です。

この時期には認知機能障害が現れることがあり、その後の生活上の障害や社会性の低下へとつながっていく場合があります。

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