パーソナリティ障害④~パーソナリティ障害の分類と特徴B Part2~

 

 

前回までの記事はコチラ↓

パーソナリティ障害①~パーソナリティ障害の基礎知識~

パーソナリティ障害②~パーソナリティ障害の分類と特徴~

パーソナリティ障害③~パーソナリティ障害の分類と特徴B~

 

第71回 教えてリス太くん

今日もB群の続きで

境界性パーソナリティ障害を見ていくよ~

 

境界性パーソナリティ(人格)障害とは?

【B群に分類される疾患】・・・感情的で移り気なタイプ

・演技性パーソナリティ障害

・自己愛性パーソナリティ障害

・反社会性パーソナリティ障害

境界性パーソナリティ障害 

 

 

パーソナリティー障害の中では最も多く見られ、気分の波が激しく感情がとても不安定で、

物事の善悪を極端に判定したり、強いイライラが抑えきれなくなったりすることがあります。

このタイプは若い女性に多く、自傷行為や大量服薬で救急外来を受診する患者さんは、

この境界性パーソナリティー障害を持っていることが多いと言われています。

人口の約1~2%に見られる病気とも言われています。

 

境界性パーソナリティ障害とは、パーソナリティと関連がある、いくつかの精神症状が集まったものです。

気分の波が激しく感情が極めて不安定で、良い・悪いなどを両極端に判定したり、

強いイライラ感が抑えきれなくなったりする症状をもつ人は「境界性人格障害」に分類されます。

「境界性パーソナリティ障害」とも呼ばれています。

「境界性」という言葉は、「神経症」と「統合失調症」という2つの心の病気の境界に

ある症状を示すことに由来します。

例えば、「強いイライラ感」は神経症的な症状で、「現実が冷静に認識できない」という症状は

統合失調症的ものです。

境界性人格障害は人口の約2%に見られ、若い女性に多いといわれています。

境界性人格障害(境界性パーソナリティ障害)の特徴

よく見られる症状

現実または妄想で、周囲の人から見捨てられることを極度に恐れ、嫌われないように異常な努力をします。

感情と行動が不安定なことにより、コミュニケーションが安定しない為対人関係も悪くなります。

絶賛していた人を急にこき下ろしたり、反応が両極端になるのも特徴です。

相手が悪い、周りが悪いと思い込む傾向にあります。

感情と行動が不安定でめまぐるしく変わるため周囲の人々が混乱する。

感情のブレーキが効かずちょっとしたことで激しく怒り、癇癪(かんしゃく)を起こす。

そのくせ傷つきやすい。

自傷行為に及んだりします。その感情や行動の激しさに、周囲の人が巻き込まれることも多いです。

薬物・アルコール・セックス・万引き・過食・買い物などに依存や危険運転など衝動的な行動を繰り返したりします。

強いストレスがかかったとき、一時的に記憶がなくなり、精神病状態に似た症状を起こしやすい。

 

 

発症する原因

はっきりとは解明されていません。

おおまかな原因として「遺伝」と「環境」が大きく関わっていると考えられています。

遺伝にまつわる要因

なりやすい性格傾向をもって生まれてくる人がいる。

環境にまつわる要因

幼児期の虐待や、母親との安定的な関係が築けない場合などその後の自己の確立や

感情のコントロールに大きく影響を及ぼし、人格形成に大きく関わると分かっています。

遺伝的な要因をもった人が、育った環境によって境界性人格障害(境界性パーソナリティ障害)を

引き起こすことが多いようです。