9月28日 表情や声に注目してみよう!
読解
「米国の進路」論戦
今日の記事は、26日夜に開かれた、米大統領候補二人によるテレビ討論会についての記事です。
討論会が行われる前の記事で、両候補の政策の比較や争点についてまとめられていました。
テーマは「米国の進路」の他、「繁栄」「安全保障」が挙げられました。
「米国の進路」で論点となるのは移民政策についてです。
クリントン氏が人種や宗教の壁を取り除き市民権獲得への道を開くと訴えているのに対して、
トランプ氏は一時的な入国禁止策やメキシコ国境沿いに壁を構築するなど排他的な政策を掲げています。
「繁栄」で争点になるのは「大きな政府」か「小さな政府」かの議論です。
クリントン氏が富裕層や巨大銀行の課税強化、最低賃金の引き上げを求める一方で
トランプ氏は法人税率や個人取得税の引き下げなど、企業活動に軸足を置いています。
「安全保障」では、爆発事件や刺傷事件が続いただけに、
テロ対策や治安が中心になると予想されています。
外交では、ロシアとの協力や中国の取り扱い、日本の在留米軍費用にの負担など、
トランプ氏の発言が注視されるでしょう。
討論会以前の段階で、クリントン氏の支持率が46.5%。対してトランプ氏が43.7%と、
支持率の差はかなり少なくなっています。
クリントン氏の体調不安などもあり、どちらが大統領として
選ばれるのか、討論会の結果が大きく響いてくることが予想されます。
この記事を読んで、
・日本にとってはトランプ氏が大統領になったらやっかい
・アメリカは貧富の差が激しいので経済政策としてはクリントンのほうがよさそうに思える
・トランプ氏が大統領となったら、日本にとって独立のチャンスと考えることもできるかもしれない
・移民はフランスやドイツでも問題となっており、過激な方法であってもトランプ氏の政策に
支持が集まっても不思議ではない
・トランプ氏はやり方は強引でも自国を守ろうとしている。国民はその力強さを
求めているために支持率もクリントン氏に迫ってきているのではないか
などの意見が出てきました。
討論会では、トランプ氏がクリントン氏に圧されていたようですが、
今回のものは全3回行われるうちの1回目です。
11月8日の投票当日まで、動向から目が離せませんね。
SST
表情や声に注目してみよう!
非言語コミュニケーション
相手の気持ちを読み取る上では、非言語コミュニケーションが非常に大事になってきます。
なぜなら言葉以外の部分にこそ、相手の意図が表れやすいからです。
私たちの普段の会話では、表情やしぐさ、間の取り方などから、相手が今どんなことを
思っているのか、何を考えているかなどを判断しています。
では早速、問題1
あなたはAさんに書類をコピーしてもらうようお願いしました。
すると、Aさんは以下のように反応しました。
①のAさんの気持ち、②のAさんの気持ちはどうでしょうか?
また、どちらの方が言語と非言語が一致しているでしょうか?
→いやいやOKしている
めんどくさい、自分でやればいいのに。
しょうがない。本当はやりたくない。
→仕事に余裕があったので引き受けた。
やる気があって前向き。
楽な仕事でラッキー、 いやだとは思ってない。
①のほうでは、「いいですよ」とは言っているものの、眉が下がっていて、口元も笑っていません。
②は目元が上がり、口元も大きく開いて笑っているため、本心で「いいですよ」といっているように感じますね。
そのため、言語と非言語が一致しているのは②です。
問題2
④のAさんはどういう気持ちでしょうか?
また、③のAさんは言語と非言語が一致していますが、④のAさんは一致していません。
では、どういったことが一致していないことが考えられるでしょうか?
→こちらは先ほどの②と同じで
表情と声の抑揚が一致していますね!
→めんどくさいけど、相手に悪く思われたくない。
本当は気が進まないが、スムーズに仕事がしたいので
表情だけよくしている。
④では、顔は笑っていますが、声の抑揚が一致していません。
笑顔ではありますが、声のトーンが低いようであれば、あまり引き受けたくない気持ちがあると思っていいでしょう。
【今日のポイント】
表情、言葉、声の抑揚が一致しているか注目してみよう!
→一致していなければ本心ではないという可能性も!
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