就活SST「アサーショントレーニング」

新聞読解「ネットの時代、百貨店は必要か?」

以下、記事の要約です。

世界的に苦境が加速する百貨店。米アマゾン・ドットコ・コムなどネット通販の台頭で顧客の小売店離れが広がっている。
国内では訪日観光客(インバウンド)による購買増が追い風になるが、20年後には高齢者の世帯が全世帯の25%に達するなど人口構造が様変わりする。
小売りの新時代で、百貨店はどう生き残るか。百貨店社長へのインタビュー記事。
以下抜粋
「今までは購買データに頼り過ぎてつまらない売り場になっていた。
顧客が何を欲しているかという根本の接客に足場を置いていなかったので、
自分たちの強みである、見て触って食べるといったリアル店舗の体験ということを生かしていきたい。」

この記事に対する利用者さんの意見・感想

  • デパートに行くこと自体をイベントにできるようにならなければ生き残れないのではないか。
  • 実演販売を積極的に行って購入する気を起こすかがキモとなる
  • 必要なものはネットで買える時代になっている。
  • 百貨店独自の個性を持たせることが、大事になってくる。

ネットの通信販売が普及したことによって、産業の構造が変わっています。
他の業種や仕事にどう変化を及ぼしていくか、今後さらに要注目です!

就活SST

『さ』『ざ』で始まる冷たいものは?

高田馬場にある就労移行支援事業所、リスタートでは、水曜日に就活SSTをやっています!
今日もいつも通り、アイスブレイクの「朝までそれ正解」で始まりました。

「サーティーワン」「サイダー」「ざるそば」「サイレントナイト」など様々なものが出てきましたが、
最終的に残ったのは・・・

Bグループ「「さっきも言ったよね」という言葉」
Cグループ「さっぽろ雪まつりの作品」

Bグループの回答、とても冷たく感じます・・・! ものではなく、言葉での回答、上手いですね・・・!
Cグループの回答も面白いですね。確かに、様々なものが作られていますがいずれも材料は雪! 作っている人の手はかじかんでいそうです・・・!

アサーショントレーニング

前回、アサーションという考え方についての話をしました。

今回は、アサーティブな対応とはどのようなものか、例を出して考えました。

例1:自分が関わっていないことで怒られた

状況

Aさんは上司であるBさんに呼び出されました。

Bさん:「Aさん、困るよ!!作ってもらったこの資料には間違いがあるよ!ちゃんと確認してから、提出してもらわないと困るなぁ!!」

しかし、上司の差し出してきた資料はAさんが作ったものではありませんでした。身に覚えのないことであるにもかかわらず、上司はカンカンに怒っています。

アサーティブな対処法の例

「申し訳ありません。こちらは私には見覚えのない資料です。私にできることであればお手伝いいたしましょうか?」

自分がやっていないことで怒られてしまった・・・理不尽で、怒りが沸いてくるようなシチュエーションですが、いったん冷静になりましょう。

ここで、自分がやったわけではない、ということを怒りに任せて主張してしまったら、相手も引けなくなり、ますます怒りが強まってしまうかもしれません。

しかし、だからといって、「自分がやったわけではないのに・・・」と心の中で思いながらも謝って流してしまっては、もやもややイライラが残ってしまいます。

そこで、「申し訳ありません」と謝罪の言葉で相手の話を受け止めた上で、「私には見覚えのない資料です」と、ハッキリと自分の意見を開示しています。

その上で、「自分にできることがあれば手伝う」という心配りの姿勢を見せ、自分が関与していたわけではないが、無関係と考えているわけではないことを示すことで、上司も冷静さを取り戻すのではないかと思います。

例2:診察時間が終わってしまったがまだ聞きたいことがある

状況

Aさんは気分の落ち込みがあって月に1回受診をしています。

しかし、3か月以上体調の変化を感じません。

主治医に薬のことや生活のこと等、聞きたいことはあるのですが、診察時間は決まっており、なかなか満足に相談できていません。

今も診察が終わろうとしています。

アサーティブな対処法の例

「すみません。体調がなかなか良くならないことについて不安で、いろいろとお聞きしたいことがあるのですが、まだお時間をいただくことはできますか?」

この例において、自分の要望はもっと聞きたいことがあるということであり、主治医側に考えられる事情は診察時間が決まっており、他の患者や仕事も残っていることです。

そのため、追加で話せるかの確認をせずに自分の疑問点の解消を優先してしまえば「攻撃的な自己表現」に、相手の事情を最優先して何も言えなければ「非主張型の自己表現」になってしまいます。

今その場で時間を延長するのが難しそうであれば、「次回の診察で長めにお時間をいただくことはできますか?」と聞いてみるなど、代替案を用意することも有効でしょう。

例3:母が帰りが遅いことに怒っているが友人付き合いも大事にしたい

状況

Aさんはリスタートに通っています。

そこで友人が出来てからは喫茶店に立ち寄るため、帰りが遅くなることが増えました。

しかし、それを母親は快く思っておらず、今日も帰りが遅くなってしまい、母親はカンカンに怒っています。

Aさんとしては友人との付き合いも大事にしたいと考えています。

アサーティブな対処法の例

「帰りが遅くなってごめん。でも、友人と過ごす時間も大切にしたいんだ。今度から遅くなる時は必ず連絡するから、許してもらえないかな」

相手の心配している気持ちはしっかりと受け止め、一方で自分の友人との付き合いも大事にしたいという気持ちも伝えています。

その上で、「遅くなる時は連絡する」ことを提案し、相手の意見を確認する言い方をしました。

コミュニケーションの目的は、どちらかの意見を通すことではなく。お互いに納得できるポイントを見つけること。

そのために、このように自分から提案してみることも有効です。

このときも、一方的に決めるのではなく、相手がそれで納得するかどうか、確認するようにしてください。

 

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