認知行動療法講座「認知行動療法とは」/ 就活対策「整理・整頓」
新聞読解「NHK、ネット同時配信へ」
以下、記事の要約です。
NHKがすべての番組を放送と同時にインターネット配信できるようにする改正放送法が29日、成立した。
NHKは2019年度中にネット配信を始める方針だ。
これを機に放送と通信の融合が進み、通信や動画配信を手掛ける事業者など新たなプレーヤーによる商機も生まれる。
この記事に対する利用者さんの意見・感想
- NHKとネット配信の差別化は良いと思った。
- パソコン持っている人皆受信料をとるのかという疑問を感じる。
- テレビ離れが多いがネットとの融合は良いことだと思う。
- どうして受信料収入が増えているのか不思議だなと感じた。
ネットでの配信・受信料については賛否両論ありますが、
教育や告知でわかりやすく仕組みを説明してくれるとありがたいですね!
認知行動療法講座
就労移行支援事業所リスタートでは、「ものの受け取り方(認知)」を変えることで「感情」やそれによる影響を抑える「認知行動療法」についての講座を毎週やっています。
前回までで一周講座が終わったので、今日からは心機一転! 新しいメンバーを加えて、また第一回から講座を始めていきます!
最初の講座となる今回は、そもそも、「認知行動療法」とはなんなのか? という話をしました!
認知行動療法とは
認知行動療法とは、認知(考え方)と行動に目を向けることで、問題の解決を目指すためのものです。
何かが起きたときの人の反応は、大きく「認知」「気分・感情」「身体反応」「行動」の4つに分けられます。
例えば、犬を見て、「噛まれるかもしれない」と「認知」する。「怖い」という「感情」が浮かぶ。「冷や汗」という「身体反応」が起きる。「逃げる」という「行動」が起きる、という具合ですね。
これらは密接に関連しており、「噛まれるかもしれない」と思ったことで「怖く」なり、「冷や汗」をかき、「逃げ出す」と考えられます。
この4つの反応のうち、人が自分の意思でコントロールできるのは、「認知」と「行動」の2つです。
「怖い」という気持ちを、「楽しい」という気持ちに書き換えることはできませんし、「冷や汗」を自分の意思で引っ込めることもできません。
しかし、「噛まれるかもしれない」という考えや、「逃げ出す」という起こす行動は自分の意思で変えることができるのです。
ここに注目したのが、「認知行動療法」です。
4つの反応が密接に関連しているのであれば、そのうちの一つ。「認知」か「行動」を変えれば、他の反応も変わるはずです。
犬を見て「噛まれるかもしれない」と思ったことで「怖く」なってしまいましたが、もしこの人が、「かわいい」という「認知」をしていたらどうなったでしょうか。
「幸せ」な「気分」になり、「頬が緩む」という「身体反応」が起きて、「近づいてなでる」という「行動」を起こしたかもしれません。
このように、認知を変えることでその他の反応に働きかけるのが「認知療法」です。
行動を変えるとどうでしょう。
「逃げ出す」のをグッとこらえて「逃げない」という行動を選択し、犬が襲ってこなければ、「この犬は噛んでこない」というように「認知」が変わり、「恐怖」が安らぎ、「冷や汗」が止まるかもしれません。
このように、行動を変えることでその他の反応に働きかけるのが「行動療法」です。
認知行動療法では、これらの認知療法、行動療法を併用することで、より効果を高めることができます。
就活対策「整理・整頓」
リスタートの就活対策講座は、ビジネスマナーについてただ講義を聞く形式ではなく、利用者さん自らで調べ、発表するという形式で進めています。
ただ講義を聞くだけよりも記憶に残りやすいだけでなく、「情報を収集する力」や「他人に伝える力」を磨くことができます。
今日のテーマは、「整理・整頓」についてです!
発表
今回は、このような内容について発表していただけました!
- 整理・整頓・清掃・清潔・しつけの5Sを意識する。
- 退社時に自分のデスクの周りを片付ける。
- 期限を決めて、1か月以上は電子化するなどのルールを決める。
- パソコンについてもクリアスクリーンを意識して、アプリケーションを開いたままなどにしない。
今週のテーマは、「整理・整頓」です。
ビジネスや会社の場面での整理・整頓は、デスクや書類のファイリングなどで行います。
以下の2点に気をつけましょう。
①習慣にする
②すぐに取り出せるようにする
①の「習慣にする」について
整理とは、不要なものと必要なものを分け、不要なものを廃棄することです。
不要なものを廃棄しないと、毎日書類などが溜まってきてしまいます。
1日の帰る間際に、机を綺麗にする・棚にしまうなど、毎日の習慣にしましょう。
②の「すぐに取り出せるようにする」について
整頓とは、必要なものだけ取り出せるように、順序立ててファイリングしたり、
ファイルの背表紙にシールを張ったりすることです。
「この資料はどこにある?」と時間がかかってしまうようでは遅いです。
どの程度・頻度で必要なものかを、判断できるよう工夫していきましょう。
以下、整頓の例です。
・頻度に分けて、置く場所を決める(毎日使うものはデスク、年に数回使うものは倉庫など)
・業務ごと、流れ、順序ごとに分ける
・背表紙などを見えるようにする
自分のデスクや身の回りのものを整理・整頓できるようにして、是非ともできる会社員になりましょう!