ありのままに生きるための自己肯定感講座 ~その2 自己肯定感の低さについて~

そもそも「自己肯定感」とは

自己肯定感っていうのは、「ありのままの自分で大丈夫だと思える感覚」というふうに言われているよ。
自分をほめてあげることって大切だよね。
でもナルシストだとかワガママだとか思われてしまわないかな?
むしろ自己肯定感が高いと、嫌われてしまう、っていうことそのものが少なくなるよ。
えっそうなの!?

 

リス太君の言うように、自己肯定感とは「ありのままの自分で大丈夫だと思える感覚」です。

自己肯定感が高いと、ほめられたとき「嬉しい! 次も頑張ろう」と思います。

逆に自己肯定感が低いと、周りからは「すごい」と言われているにも関わらず、自分は頑張ったと認めてあげることができません。

自分を自分で認めてあげる能力、と言ってもよいかもしれません。

「頑張ったこと」を認めてほしい日本人


だからといって、ワガママであるべきだ、というわけではありません。

逆に自己肯定感が低いから、他人からの承認を求めて「ワガママ」になってしまうのです。

日本では「和」とか「協調性」、「謙遜」がよいこととされています。

ほめられたとき「そんなことない」と謙遜してしまいますね。

欧米などでは「努力してよかったよ」と自分を肯定するのが常。

日本で育ったから、というのも自己肯定感が低い理由のひとつかもしれません。

心当たりはありませんか?

自分の代わりに、他人に肯定してほしいと求める

批判されるのが嫌、迷惑をかけたと思われたくない。

頼めない・断れない。

一人で抱え込んでしまいがち。

過干渉、お節介、忖度で、ほめられたい・役に立ったと思われたい。

他人に認めてもらうために頑張れる。

このタイプは、「いい子」タイプが多いとされているよ。
人に合わせる他人依存になりやすく、ほめられたいから完璧主義やお節介といったことも。

自分を認めるために、事実ではなく力関係を求める

自分の実力を周囲に認めさせたい。

他人を支配する力がほしい。

このタイプは、いじめ・DVなどの暴力や、ハラスメントなどで、自分を肯定する代わりの力を手に入れようとすることも。

認められない自分から目をそらす

酒・タバコがやめられない。

拒食・過食、自傷行為。

自分を認めてあげられないことから、現実逃避をしようとしてしまうタイプだよ。
他人に認めてもらいたくなったり、依存してしまったりって、全部自分を認めてほしいからなんだね・・・
そう。
自己肯定感が強いから、他人を支配できている・・・っていうわけではないんだ。
逆に、弱さから偽りのパワーで支配しているっていうような感じかな・・・
逆に、自己肯定感が強い人ってどうなの?
失敗したとしても自分で「失敗したけど頑張った」って認めてあげられるから、ストレスにもプレッシャーにも強いよ。
そう思えるのが理想だよねー・・・
そうだね。次回から、そんな自己肯定感が高いとどうなるか、どうしたら高められるのか、お話ししていくよ!

 

restart_banner