祝日プログラム『思い込みチャート』
祝日プログラム
今日はスポーツの日ですね。
オリンピックに合わせての変更であるにもかかわらず、延期となってしまったのは残念ではありますが、来年を楽しみにしていきましょう。
さて、昨日の祝日特別課題では、リストを使うことで思い込みの整理を行いました。
今日は、「チャート図」を使うことで自分自身の持っている思い込みを探すという方法で、自分がやりたいことを妨害している思い込みに対処していきたいと思います。
思い込みチャート
チャート図を作っていく目的は、自分自身が抱える問題の原因となっている、「根源的な」思い込みを見つけることです。
問題を書き出す
チャート図を作っていく準備段階として、今自分が抱えている問題を書き出してみてください。
例)
・本番に弱い
・なんとなく体調が優れない
・みんなに嫌われている
書き出せたら、その中から解決したい問題を1つ選んで紙に書き出してください。
その後、その根拠や原因と思われるものを展開し、チャート化していきます。
例)本番に弱い
例のように、1つの項目から複数の項目に派生することもあると思います。
チャート例は綺麗に2つに枝分かれして終わっていますが、もちろん実際には出てきた項目にさらに複数の理由が見つかり、とどんどん項目が増えていっても構いません。
チャート図に答えはありません。
チャートを作っていく中で、抱えている問題の原因となっている思い込みに気が付くことができれば、そのチャート図は成功と言えるでしょう。
上記のチャート図であれば、原因となっている思い込みは「挑戦しても失敗するだけだ」とか、「失敗をすると周囲から笑われてしまう」といったところでしょうか。
「悩みの原因」ではなく、「根源にある思い込み」を探す
チャートを作っていくと、今現在自分を悩ませている問題の原因にはすぐに辿り着く場合があります。
例えば、「仕事でなかなか結果が出ない」という悩みについてチャートを作ったとします。
「仕事でなかなか結果が出ない」→「入社したばかりで未熟だから」→「未熟なのは場数を踏んでいないから」
こんなチャートができたとしたら、どうやら悩みの原因は「場数を踏んでいない」ことだったようです。
・・・と、いうように「悩みの原因」が見つかったと感じたら、「その裏に隠された重要な問題はないか?」と自分に問いかけてみてください。
今回の場合であれば、そもそも「なぜ場数が踏めないのか」という問題が残っています。
これを分析していくと、
「場数が踏めない」→「場数を踏むと失敗するかもしれないから」→「失敗するくらいならやらない方がマシだから」→「失敗したくないから」→「失敗が怖いから」
などと繋がっていくかもしれません。
この場合であれば、「失敗してはいけない」「失敗はとても恐ろしいことだ」といった思い込みが、「仕事でなかなか結果が出ない」という問題につながる思い込みだったということです。