就活SST「”リード文”で情報を共有する」

新聞読解「「パワフル副業者」現る」

以下、記事の要約です。

一つの勤め先に収まらず、副業を手掛ける人材が増えている。
特に活躍が目立つのはデジタル分野で、副業で本業並みの収入を稼ぐ「パワフル副業者」も現れ始めた。
本業のノウハウを生かし、中小企業のネット通販や業務の効率化を支援する。
人材不足で足踏みする日本のデジタル化の救世主となるかもしれない。

この記事に対する利用者さんの意見・感想

  • スキルを身に着け、一つの会社に留まらず稼ぐ人が増えている
  • 色々な会社で仕事ができる人はすごい
  • PCのスキルが重要になってきていると感じた
  • 時間ができたりリモートが増えたりなど、テレワークの影響も大きい

日本では以前はあまり歓迎されないこともあった副業ですが、どんどん働き方が変化してきていますね。

就活SST

前回の就活SSTでは、「逆ピラミッド」の話し方について紹介しました。

今回は、相手に前提知識がないときに使えるニューススタイルの逆ピラミッドを紹介していきます。

“リード文”で情報を共有する

逆ピラミッドでの話し方は、どんな場合にも同じように使えるわけではありません。

聞き手との間に共有していない情報がある場合には、逆ピラミッドで話しても相手にうまく伝わりません。

以下の例を見てください。

「ついにヒッグス粒子とみられる素粒子が見つかったそうですね。世界各国の科学者6000人が力を合わせて巨大な実験をした成果です。ビッグバン直後に匹敵する膨大なエネルギーを作り出して、ヒッグス粒子をはじきだす実験をしたのです。このエネルギーを生み出すために山手線と同じくらいの円周がある巨大な加速器を使ったそうですよ」

さて、この話を聞いて、なるほどなるほど、とすんなり話を理解できたでしょうか。

恐らくは、「ヒッグス粒子とはなんだろう・・・?」という疑問でいっぱいいっぱいで、ほとんど内容が頭に入ってこなかったのではないかと思います。

このように、自分の知らない情報が含まれていると、逆ピラミッドの形で話しても理解し難くなってしまうのです。

会社の上司と進行中のプロジェクトについて話す場合や、友人と共通の話題について話す場合などは、重要度の高い順に話していけば大丈夫ですし、発端や背景などは話さなくとも良い場合もあります。

しかし、これから説明するプロジェクトについて聞き手が情報を持っていない場合や、面接で履歴書に書いた内容以上のことを相手が知らない場合など、情報を共有していない場合には、話し方の工夫が必要になります。

そんな時有効なのが”リード文”です。

話の結論と全体像を最初に簡潔に話し、その後で追加の情報を付け足していけば、話の意義を理解しやすくなります。

実は、この手法は新聞記事などで普段から使われています。

新聞を見る機会があれば、その最初にまとめられた「リード文」が記事を解釈する助けとなっていることを確認してみてください!

 

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