コミュニケーションプログラム
火曜日のコミュニケーションプログラムでは、主として「雑談」にフォーカスした練習を行います。
働いていく中で必要なコミュニケーション能力は、必ずしも業務上の会話だけというわけではありません。
雑談によってお互いのことを知っていき、関係を築いていくことで、働きやすい環境を整えていくことができるのです。
今回のテーマは「現在気になっているニュース」です。
今日のコミュニケーション講座では、気になっているニュースについて発表して頂きました!
今回の皆さんの意見はこちらになります!
- 小山田さんの辞退について
- 世界での災害の多さについて
- SNSで車の盗難解決について
- ウガンダの選手が行方不明について
などなど
皆さん興味沸く話題を発表して下さいました。
どれも今後が気になりますね~。
認知行動療法講座
前回は、認知行動療法とはどのようなものか、改めて解説を行いました。
今回は、自動思考の解説と、気分との関係についての話です。
自動思考と気分のかかわり
何かしらの事柄が起きた時、頭の中にぱっと浮かんでくる考えや、イメージの流れのことを「自動思考」と呼びます。
前回の例で言えば、夜道で迷った時の
「もっときちんと準備していればこんなことにはならなかったのに」
「教えられた道が間違っていた。なんていい加減な奴だ」
「人気のない道だし、危険な野生の動物が近くにいるかもしれない」
などの考えは、状況に応じて頭の中に自動で沸いてきた思考です。
同じ状況でも、人により自動思考の内容は千差万別ですが、前回やった通り、ここで浮かんできた考えによって、気分や行動には変化が起こります。
辛くなっている時は物事を現実以上に悲観的に捉えたり、不安になっている時には危険に対して過度に敏感になったりするなど、強い感情が沸いてきたときには、その原因となる自動思考が存在しています。
そんな時、自動思考に気が付き、考え方を変えて別の角度から現実を見ることで、気持ちが楽になります。
自動思考と気分のかかわりをもう少し見てみましょう。
会合で会った人が挨拶もしないし、視線も合わせようともしない、という場面を想像してみてください。
・自動思考:「なにかあの人を怒らせるようなことをしただろうか」
このように考えたとしたら、自分が何かをしたのだろうか、といった"不安"な気分になってしまうでしょう。
・自動思考:「誰も私のことなんか気にかけてくれないんだ」
この場合であれば、悲しい気持ちになり、"落ち込み"や"うつ"などの気分を引き起こします。
・自動思考:「挨拶くらいしてくれてもよいのに、ひどい人だ」
このように考えたのなら、相手に対する"怒り"の気分が浮かんでくるはずです。
・自動思考:「ずいぶん忙しそうだ、大丈夫かな」
この考えは相手への"気遣い"の気持ちと結びつくため、他の考えで浮かんでしまう"不安""落ち込み""怒り"といった感情には苛まれません。