土曜プログラム「ストレスに対処する」

祝日プログラム

本日は、就労移行支援事業所 リスタートの土曜開所日です。

土曜特別プログラムとして、今回は、ストレスへの対処について紹介しました。

ネガティブな感情を受け入れる

ネガティブな感情を放置すると、心理的に落ち込むだけでなく、食欲低下や不眠などの身体的不調、生産力の低下やミスなどの行動面にも影響が出るので、ますますストレスを増幅させてしまいます。

「イライラして眠れない」「心配事があって作業が進まない」といった状況を避けるために、まずは自分の心の状態に向き合う必要があります。

ネガティブな感情は、ほとんどの場合1つではなく、いくつもの感情が混じり合っています。

例として、「上司からの指示にストレスを感じた」という場面のネガティブな感情を考えてみると、以下のようなネガティブな感情が見つかります。

・上司の言い方がきつい→怒り、嫌悪感、悲しみ、傷ついた
・自分の苦手な仕事だった→不安、疲労感、やりたくない
・他の人はラクな仕事なのに→不満、不公平感、羨望

こういったモヤモヤについて、大事なのは否定するのではなく受け止めることです。

人間が喜怒哀楽を感じるのは当然のことです。

しかし、これらの感情を自分が持っていることを否定してしまうと、解決しないモヤモヤとしていつまでも残り続けてしまいます。

それどころか、「不安」や「緊張」だったものが「イライラ」や「焦燥感」に、さらには「抑うつ感」「無力感」「自責感」にといった具合に変化しながら、より強いストレスになっていってしまうこともあるでしょう。

コーピングを見つける

コーピングとは、「ストレスへの”意図的”な対処」のことです。

電車内でのストレスについてであれば、そのほとんどは「窓の外の景色を眺める」「音楽を聴く」「本を読む」等の行動で解消できるかもしれません。

ストレスを受け、ネガティブな感情が浮かんだら、そのまま放置するのでなく、その場でできる範囲のコーピングを行い、軽減することが大切です。

コーピングの例として、以下が挙げられます。

・呼吸法
お腹からゆっくり吸ってゆっくり吐く(腹式呼吸)など。場所を選ばず行える方法です。

・エクササイズ
ジョギング、水泳などの有酸素運動はストレス解消に有効です。また、大規模な運動が難しい場合には、少し歩いてみたり、ストレッチをしてみたりするのも良いでしょう。

・趣味や集中できる作業
好きなことや集中できることに没頭することができれば、ストレスは自然と減少していきます。
料理や楽器の演奏、カラオケなど、やりたいことややりやすいことを考えておきましょう。

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