休日プログラム「ライフ・スタイル診断」

休日プログラム

本日は、就労移行支援事業所 リスタートの休日開所日です。

今日の休日プログラムでは、ライフ・スタイル診断に挑戦してもらいました。

ライフ・スタイル診断

日常的にライフ・スタイルといえば、生活様式のような意味合いで使われています。

今回挑戦するライフ・スタイル診断はアドラー心理学に基づくもので、普段目にするライフ・スタイルとは、少し意味合いが違ってきます。

アドラー心理学におけるライフ・スタイルとは、その人の個性や性格、クセのようなものです。

診断によって、自分が普段無意識にしている考え方や、その影響について分析することができます。

ライフ・スタイル診断は、以下のような30の質問に回答することで行います。

・愛情のあかしは、何といっても物とか金銭の授受で示されるべきものと思う。
・きちんとしたルールとか手順が定まっていないと安心して仕事ができない。
・人の意見をじっくり聞いて仕事を進めるよりも、自分のペースで取り組みたい。

6種類のライフ・スタイル

30の質問にどのように回答したかによって、以下の6種類のライフ・スタイルのいずれに当てはまるかが診断されます。

なお、これらの類形は無理に単純化したものであり、ぴったりとすべてが当てはまるわけではありません。

ゲッター

「他者は自分に奉仕して当然」という自己理想を持っており、依存攻撃型の特徴があります。
自分の利害感覚に敏感で、人が自分に何をもたらしてくれるか、という部分に注目するので、
自分の期待に応えられなかったと感じると怒りを覚えてしまう場合もあります。

ベイビー

「他者からの保護が欲しい」という自己理想を持っており、受動依存型の特徴があります。
自分から積極的に動くのではなく、自分は弱いということを強調することにより、他者からの援助や保護を求めようとします。
他者に合わせることにたけているため、目上の人とうまく付き合ったりすることができるという側面もあります。

ドライバー

「私は優越でなければならない」という自己理想を持っており、努力家という形で特徴が現れます。
常に一番になることや人の上に立つことを目指し、中心人物になろうとする傾向があります。
そのため、コミュニケーションにおいて支配的、攻撃的な言動が見られることもあります。
活動的である一方、強引すぎて周囲がついてこれなくなる場合もあります。

コントローラー

「私は失敗してはならない」という自己理想を持っており、クールな性格であることが多いです。
時間を守る、清潔さを保つ、ルールに忠実に生きる、といった傾向を持っています。
感情的な自己表現をあまりせず、冷静な人、知的な人と周囲に見られる場合があります。
定まった手順を守ることは得意な一方、突発的な出来事への対応が苦手なこともあります。

ヴィクティム

「私は無実の犠牲者だ」という自己概念を持っており、自分の不利をアピールすることで人の同情を買おうとしたり、人を恨むような傾向を持ちます。
悲観的で、マイナスに考えるための要素を自分から探してしまいます。
ただし、このタイプは基本的に本来のライフスタイルではなく、一時的なものであると考えられます。

エクサイトメント・シーカー

「私は興奮していたい」という自己理想を持っており、好奇心が旺盛です。
イベントなどを楽しみ騒ぐのが好きな一方で、スリルを感じるためにあえて危ない目にあおうとしてしたり、規則を破ってしまう場合もあります。
最初は元気であるにも関わらず、途中で他のことに関心が移ってしまい、気が乗らなくなることもあるため、周囲を混乱させてしまうかもしれません。

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