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逆の立場の意見を考えてみる②

本日は、就労移行支援事業所 リスタートの休日開所日です。

今日の休日プログラムでは、逆の立場から意見を考える練習を、再び行います。

逆の立場で考える

今回も、意見を伝える練習のひとつとして、自分と逆の立場で考える練習をしてみましょう。

テーマに対して自分は「賛成」か「反対」かを考えた上で、その立場と逆の立場として意見を考えてみてください。

私たちはつい、自分の意見を「正解」、反対意見を「間違い」と考えて切り捨ててしまいます。

しかし、実際はどちらかが間違っているのではなく、「見ている角度が違うだけ」であることがほとんどです。

大事なのは、相手の主張の背景にある「理屈」「メリット」を探してみること。

そうすることで、自分側の意見もまた解像度が上がり、伝えやすくなります。

妥協ではなく、より説得力があってお互いが納得できる答えを探すためにも、まずは反対側の景色を知ってみましょう。

テーマ:救急車は有料化した方が良い

解答例(賛成意見)

・「タクシー代わり」や軽症での利用を減らすことで、救急車の稼働率を適正化できる。
 本当に一刻を争う重症患者のもとへ、1秒でも早く到着するための抑止力になる。

・出動件数が適正になれば、救急隊員の休息やトレーニングの時間を確保しやすくなるし、機材のアップデートや人員確保によって、救急医療全体の質を上げることができる。

・救急車の出動には税金が使われるので、「利用した人がその分の負担をする」ほうが望ましいのではないか。

解答例(反対意見)

・「お金がかかるから」と躊躇した結果、救えたはずの命が失われるリスクがある。
 特に所得が少ないほど受診を控えるようになってしまうのではないか。

・医療従事者でなければ、症状が重症かどうかを正確に判断するのは困難なため、「間違って呼んだらお金を取られる」と思われることで、本当は救助が必要な時にも妨げになってしまうのではないか。

・患者に支払いが可能かどう判断するのか、後から拒否されたらどうするのかなど、運用に際しての問題があり、そのために救急隊の時間が使われてしまうのはロスなのではないか。

意見が対立してしまったときは

意見の対立が起きたとき、私たちは水面上に見えている「結論」だけをぶつけ合ってしまいがちです。

しかし、その意見の裏には、その人がこれまで生きてきた中で作られてきた価値観や信念が、巨大な土台として眠っています。

大切なのは、見えている結論だけで考えるのではなく、水面下にある「何を優先したいのか」という背景を想像すること。

そこを理解し合うことができれば、意見の対立はどちらが正しいかの争いではなく、お互いの大事なものを守るための協力に変わっていくはずです。

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