8月30日 場面に合わせて上手に自己開示しよう
ワークショップ
前回までのワークショップはこちら
今日のワークショップでは、前回に引き続き”会話を続ける”方法をやりました。
前回は、「はい」「いいえ」で答えることのできない「開かれた質問」について話しました。
英語の5W1H(いつ/どこ/だれ/なに/なぜ/どのように)を使った質問をすると、
ある程度詳細に答える必要が出てきますので、
そこから会話を広げていくことが可能です。
しかし、開かれた質問を使っての会話は、
時には答えたくないような部分に踏み込んでしまう可能性もあります。
そこで今回は、状況に即した自己開示の程度について考えてみたいと思います。
自己開示
「自己開示」とは自分の情報を伝えるスキルです。
自己開示された人はその内容に応じて同程度の内容の自己開示を返しやすくなるとも言われており、
このことによって相手との関係がより深まると考えることができます。
例:出身地を教えると、相手も出身地を教えてくれる、など
しかし、初対面の人に重い相談をすると、
びっくりされてしまったり、変な人だと思われてしまうかもしれません。
関係によって、自己開示の程度は変えていく必要があります。
この表は、自己開示の大きさとその具体例を表したものです。
(1)自己開示が少ない話
好きなもの、生まれた場所などの自分に関係する「事実」は、
自己開示が少ない話題であるということができます。
このような話であれば、初対面の人が相手であったり、
電車内など公的な場であっても問題なく話すことができるでしょう。
(2)自己開示が中くらいの話
「小さい頃は勉強が嫌いだった」「会話に行くとつい浪費してしまう」などの、
一歩踏み込んだ話は自己開示が中くらいであると言えます。
また、相手の話や世間的な何かに対する「意見」も、中くらいの自己開示です。
このような内容は、知り合いといえるくらいの相手に対して話すのがふさわしいと言えるでしょう。
また、場所も公的な場所などではなく、知っている人しかいないような空間が合っています。
(3)自己開示が多い話
何かしらの告白は、自己開示が多い話といえます。
極めて個人的な内容や、普段は秘密にしていることなどがこれに当てはまります。
具体的には、悩んでいることや深刻な内容などですね。
こういった話は、信頼できる相手を選んで話す必要があるほか、
個人的な内容などは、相手に関心があるかどうかも考えたほうがいいでしょう。
前回の「開かれた質問」と今回の「自己開示」をうまく使えば、
相手とスムーズに仲良くなることができるでしょう。
今日の活動では、利用者さん同士で実際に
趣味は何ですか?・休日は何をしているのですか?
などの開かれた質問を使って自己開示の練習をしました。
自己開示をされれば嬉しく感じると思いますし、
開かれた質問を使えば相手は話がしやすくなります。
これから会話する時には、ぜひこの2つのスキルを意識してみてくださいね。
読解
コンビニ払い 用紙不要
今日の記事は、NECと三井住友銀行が共同で始めるスマートフォンを持っていれば、
用紙なしでコンビニで公共料金や通販代金を支払えるサービスについてです。
サービスの内利用方法は、専用アプリをスマホに取り込むだけです。
そうすれば、支払いごとにバーコードが送られてくるので、それをコンビニで店員に見せ、
読み取り機を当てることで支払いが可能になります。
このサービスは、三井住友銀行の預金者でなくても利用することができます。
セブンイレブン・ファミリーマート・ローソンの大手三社では
コンビニ収納が年々伸びており、
電力会社などでは支払い用紙などの郵送費用が重くなっています。
また、コンビニ側でも、納付された用紙の保管にかかる手間が大きくなっています。
今回の新サービスではこれらの問題が解決するだけでなく、
コンビニで受け取る際の本人確認として利用できる可能性があります。
そうなれば、キャッシュカードやクレジットカード、電子マネーなどを
スマホで一元管理できるようになるかもしれません。
この記事を読んで、
・支払い用紙をなくしてしまうと払えなくなってしまうので、
スマホで管理できるのはありがたい。
・用紙が届くのを待つ必要もなく、本人確認もできるなど、利便性で言えば非常に便利
などの意見から、
・一元管理はセキュリティ面が心配
・お金の管理をする上では、紙面であるほうが便利なこともある
・覚えることが増えたり、機械の故障があれば手間が増えるなど、コンビニで働く
アルバイトの側に立つと大変なことも多そう
・支払い方法を増やすのは良いが、支払い用紙をなくすなど、
利用者の選択肢を減らすようなことはしないでほしい。
などの意見まで、様々な視点から意見が集まりました。
僕にとっては、用紙での支払いだと用紙自体の持ち運びを忘れてしまったり、
郵送されてきた紙を確認し忘れてしばらく放置してしまったりすることがあるので
ありがたいサービスですが、
紙面で管理した方が便利な面もありますし、
選択肢の1つとして考えるのがいいかもしれません。
また、スマホですべて一元管理するというのは
便利な点も多いと思いますが
紛失してしまった時のことなどを考えると
セキュリティ面の不安がまだまだ大きいですね。
今後の発展に期待したいサービスだと思います。
ハッピーバースデー
今日は今月2人目の誕生日の利用者さんがいたので、またまたお祝いをさせていただきました!
お誕生日おめでとうございます!
誕生日の利用者さんの好物ということで、お昼にはピザを食べました!