9月20日 こんな会話ではどう答える?

ワークショップ

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8月9日 挨拶の基本スキル

8月16日 会話を始めてみよう!

8月23日 会話を続けてみよう①~開かれた質問~

8月30日 場面に合わせて上手に自己開示しよう

9月6日 この会話、なにが悪かったんだろう?

9月13日 その言葉、本当にそのままの意味?

 

 

今日のワークショップでは、前回までの内容を踏まえた実践として、

2つの状況について考えました。

 

ケース1

「“Mets”を買ってきて」
と先輩に言われてお金を渡されました。
探しまわったのですがどこにもなく、しかたなく先輩の元に戻り、
「探したけどありませんでした」
と言ったら、
「別のものでもよかったのに」
と言われてしまいました。

 

言われたとおりに探してきたのに、あとから文句を言われてしまうというのは、

納得できることではないと思います。

しかし、相手がしてほしいことを考えたら、もしかしたら他の方法もあったかもしれません。

 

このシチュエーションに関して、

・先輩がしてほしかったこと

・他にやれたと思うこと

の2点について考えてもらいました。

 

・先輩がしてほしかったこと

「飲み物が欲しくて、中でも一番欲しかったのがMetsだった」

「他人のことなのでわからない」

 

・他にやれたと思うこと

「どこに売っているのか聞く」

「なかった場合どうするのか聞く」

「他に好きそうなものを買う」

 

先輩がしてほしかったことについて、他人のことだからわからない、というのは真理だと思います。

相手の気持ちを想像することはできますが、エスパーではないので

相手が思っていることをそのままズバリ的中させられるわけではありません。

なので、相手が飲み物なら何でもいいと思っているのか、

どうしてもMetsでないとダメなのかということは、想像するだけではわかりません。

 

こんなときは、直接聞いてしまうのが一番だと思います。

今なら、スマートフォンなどで簡単に連絡を取り合うことができるので、

 

店に行ってなかった時点で、

「他の店も見てみますか?」

「何かほかに飲みたいものはありますか?」

などと聞いてしまいましょう。

 

しかし、時には連絡ができないこともあるでしょう。

相手の連絡先を知らないこともあるかもしれませんし、

相手が偉い立場の人で、こんなことで連絡をするのは躊躇われる、ということもあるでしょう。

そんな時には、相手の好みについて把握しているのであれば他の物を購入するのも手でしょう。

 

ただし、これは絶対の正解がある問題ではありません。

この例では他の店も探しまわった結果別の物でもいい、と言われてしまいましたが、

別のものを買って来たら、あれが飲みたかったんだと言われてしまうかもしれません。

相手のことを知り、わからないことは聞く、ということに気を付けて、

それでも避けようのない理不尽は、残念ながら気にしないようにするしかないでしょう。

 

ケース2

大勢で会話をしているときに、普通に話したつもりだったにも関わらず、
周りがざわついていたこともあって
「良く聞こえない」
と言われてしまいました。

 

このシチュエーションに関して、

・こう言われたらどのように感じるか

・どのように返すか、あるいは行動するか

・相手の言葉を聞き取れなかった側の立場だったらどう伝えるか

の3点について考えてもらいました。

 

・こう言われたらどのように感じるか

「イライラする」

「自分のせいではないのでムカつく」

「しょうがないと思う」

 

・どのように返すか、あるいは行動するか

「大きな声で繰り返し言う」

「静かな所に移動する」

「メールなどで話の内容を送ってもらうようにする」

 

・相手の言葉を聞き取れなかった側の立場だったらどう伝えるか

「ごめん、もう一回言ってくれる?」

「周りがうるさいなあ、と気持ちを共有する」

 

周りがざわついていて声が届かなかったのに、苛立ったような言い方で聞き返されたら、

いやな気持ちになりますよね。

周りがうるさいからしょうがない、とわかっていても、

自分が悪いと言われているように感じられてイライラしてしまうかもしれません。

 

だからといって、言われた側も言葉に怒りを滲ませて言い返してしまったりすれば、

言い争いになってしまうかもしれません。

そのため、周りがうるさいと共有するというのは上手い手ではないかと思います。

「うるさいなあこの辺」などと口にすることで、相手の苛立ちも自分の苛立ちも

周りのせいだ、と気持ちを共有すれば、お互いにいやな思いをせずに済むのではないでしょうか。

 

その上で、静かな場所に移動すれば、安心して会話を続けることができるでしょう。

とはいえ、周りがうるさければ移動しなければいけない、というわけではありません。

わざわざ移動するほどの内容ではないこともあるでしょう。

そんな時は、少し大きめの声で繰り返すというのももちろんアリです。

ケースバイケースで、その場にあった判断をしていきましょう。

 

これまでのまとめ

先々週から、状況や場面に合わせた発言についてやってきました。

会話をする際には、相手の言葉をただそのまま受け取ればいいというわけではありませんし、

こちらから何かを伝える場合も、言い方や表情、声色などで間違って伝わってしまう可能性もあります。

会話の中では、相手が何を言いたいのか、自分がどんなことを伝えたいのかを考えて、

適切に行動する必要があります。

もしも考えても相手が伝えたいことがわからない場合には、そのことを正直に話しましょう。

わからないままでは勘違いや行き違いがどんどんこじれて行ってしまいますが、

なにがわからないのかをちゃんと説明すれば、スムーズなコミュニケーションに役立つでしょう。

 

攻める人事部 意欲引き出す

 

 

今日の記事は、「感動課」「盛り上げ隊」といった一風変わった「人事の部署」についてです。

社員を感動させるイベントを仕掛けたり、社員同士の交流の機会をつくったりして、

モチベーションを高め会社への帰属意識を醸成するのがその役目です。

記事では、サイボウズの「人事部感動課」と

ヤッホーブルーイングの「ヤッホー盛り上げ隊」が紹介されていました。

 

人事部感動課

「人事部感動課」の仕事内容はその名の通り「社員を感動させること」です。

例えば、月に一度の会議などで子供が生まれた社員に、

1人1人に合わせてオーダーメイドした子供服を送ったり、

勤続表彰などの賞状を作る際も、月並みな文章にならないよう、

同僚に日々の仕事ぶりを聞くなどして個人個人で違う文面を作成したりするそうです。

 

「社員が仕事に熱中できる社内風土の醸成」を目指し、

「お互いの仕事に共感しあい感動すること」がそのために重要である、というのが

「人事部感動課」の考えです。

 

ヤッホー盛り上げ隊

ヤッホー盛り上げ隊は、普段の仕事は勤怠管理や採用などの一般的な人事総務です。

しかしこちらも、「社員が仕事を楽しめなければ顧客に喜ばれる製品は生まれない」

という考えから、社員のやる気を高めるイベントなどを相次ぎ企画しているそうです。

 

新入社員を集めた座談会や、

社員が登場して自分の仕事などについて語る「ヤッホーウオッチ」と題した動画の配信、

醸造所の見学者向けに設けたバーカウンターを社員に開放してマスターをするなど、

「社員が気持ちよく働けるための盛り上げ役」も

営業や生産などの部門を陰から支える人事総務の大きな仕事、ということでした。

 

この記事を読んで、

 

・きめ細かい企画や対応を行っていてすごい

・人事部は人材を評価して場合によっては切るというような冷徹なイメージがあった

・感動や盛り上げにお金を使うことに対して、冷ややかな目で見る社員もいるのではないか

・人事部は陰に隠れた部署ではあるが、影響力は大きい

・業績が上がらない人からしたら、周りだけ盛り上がっているように感じるのではないか

 

などの意見が出てきました。

 

社内イベントによって職場のコミュニケーションが増えたという意見や

他の部門と仕事がしやすくなった、などといったアンケート結果も公開されており、

縁の下の力持ちである人事部が、会社に大きな影響を与えていることがわかりました。

 

しかし一方で、あまり業績が振るわないような人や、コミュニケーションが好きでない人

などにとっては、ノリについて行くことができないこともあるのではないか、

という意見も出てきました。

 

確かに、記事ではいい面しか書いていないので、社風に合わずに苦しむ人もいるかもしれませんね。

しかし、他の社員とも交流を深めて、一致団結して進めていきたい!というような人にとっては、

理想の職場になるのではないでしょうか?

 

仕事を選ぶ際には、仕事内容だけでなく、

社風が合うかも気を付けないといけないですね。