10月18日 こんなとき、相手は何を思っているんだろう?

ワークショップ

前回までのワークショップはこちら

8月9日 挨拶の基本スキル

8月16日 会話を始めてみよう!

8月23日 会話を続けてみよう①~開かれた質問~

8月30日 場面に合わせて上手に自己開示しよう

9月6日 この会話、なにが悪かったんだろう?

9月13日 その言葉、本当にそのままの意味?

9月20日 こんな会話ではどう答える?

9月27日 会話を終わらせるときは

10月4日 会話を終えるのってどんなとき?

10月11日 相手の気持ちを考えて会話しよう

 

前回のワークショップでは、「相手の気持ちを読む」というテーマで、

会話の際に相手が何をして欲しいのか考えて行動する練習をしました。

今回はその続きで、色々な場面における相手の気持ちを考えて、

それを踏まえた対処の方法について話し合いました。

 

場面1:「よく気づくね」と褒められた

相手の気持ち

・良いところを褒めてあげたい

・褒めて喜ばせたい

・気にかけてあげている

気持ちを考えた上での対応

・ありがとうと喜ぶ

・謙遜する

・嬉しく思ってお礼を言う

 

もしかしたら、時には皮肉で相手を褒める人もいるかもしれませんが、

このように褒められたら基本的には素直に喜んでいいと思います。

謙遜するのも日本の文化ですが、ケースバイケースで考えましょう。

 

場面2:質問したら「自分で考えて」と怒られた。

相手の気持ち

・忙しくて相手をしていられない

・調べたり考えたりしてから聞いてほしい

・自分で解決できるようになってほしい

気持ちを考えた上での対応

・時間をおいて、少し調べてから話しかける

・自分で考えて、どうしてもわからなければもう一度聞く

 

少し考えたり調べたりすればわかることで、自分でできるようになってほしいと

思っている可能性もありますが、場合によっては

忙しいためにまともに相手をしてもらえておらず、調べてもわからないこともあると思います。

こう言われてしまったときは、その場では一度引き下がり、

自分で調べてから少し間をおいてもう一度声をかけるのがいいのではないかと思います。

もしも、すでに調べたり考えたりした後だったとしても、一度間を置いて

調べてきた、というアピールをするのが有効なこともあるでしょう。

再び危機に行く際には、自分で調べてここまではわかったがあとがわからない、というように、

調べてきた内容について伝えられればさらに良いでしょう。

 

場面3:残業していたら「早く帰れよ」と言われた

相手の気持ち

・健康状態を心配している

・会社として過度の残業はさせられない

・残業代を削減したい

気持ちを考えた上での対応

・残りの仕事を伝え、帰れるようであれば帰る

・終わらないようであれば残った仕事について相談する

・仕事の配分について伝え、相談する

 

誰が言ってきたのかにもよりますが、体調を心配してくれているのかもしれませんし、

はたまた人件費などの問題で残業をしてほしくないのかもしれません。

どちらにせよ、今残っている仕事について伝えて、終わりそうにないのであれば

この機会に相談してみるのが良いのではないかと思います。

すぐに帰れるようであれば、言われたとおりに帰ってしまっても問題ありません。

 

場面4:仕事中に行動について注意された。

相手の気持ち

・変えてほしい、イラついている

・気を引き締めて仕事してほしい

・会社の人間としての規範から外れている

気持ちを考えた上での対応

・変えられることなら変える

・理不尽なことなら詳しく聞く、あるいは反論する

・素直に反省する

・改めますと伝える

 

注意された、ということであれば、何かしら相応しくないことがあるために変えてほしい

と思われているのは間違いないでしょう。

具体的に、どこをどう変えてほしいと言われてたのであれば、

素直に謝罪して次回以降その通りにすれば問題ありません。

時には、おかしいということだけ伝えられてどう直せばいいかわからないことも

あるかもしれません。

そんな時は、その場でやり方について聞くか、あるいは

他の同僚などに聞くなどして、ケースバイケースで対応していきましょう。

読解

 

食品殺菌 現場任せ

 

今日の記事は、老人ホームO157食中毒が相次いでいることに関する内容です。

千葉県の介護付き有料老人ホームで、集団食中毒により高齢者五人が亡くなりました。

O157の原因食品と特定されたのは「キュウリのゆかりあえ」で。これを調理、提供した

給食施設は、キュウリを流水で洗っただけで提供していたそうです。

 

厚労省のマニュアルでは、野菜や果物を加熱せずに出す場合には

流水で三回以上洗った後中性洗剤で洗い、必要に応じて次亜塩素酸ナトリウムなどで

殺菌するとされています。

しかし、厚労省のマニュアルは

「技術的なアドバイスにとどまり、一つ一つこうしなさいと支持するものではない」

という位置づけで、マニュアルに違反しても罰則はありません。

厚労省はこの集団食中毒の後、高齢者施設で提供する

野菜の殺菌の徹底を通知しました。

 

担当者は、「マニュアルは知っていたが、レシピに殺菌、滅菌の工程は入れなかった。

免疫力が低下している高齢者も多く、不十分な対応だった」と釈明してます。

 

この会社は、東京都内の別の二つの福祉施設でも

同じ日に同じ食材を使ったキュウリのゆかりあえを提供してました。

こちらの施設では、キュウリを水で洗い、湯煎による加熱や殺菌処理を行っており、

食中毒症状を訴える人はいなかったそうです。

 

大阪市立大の西川禎一教授は、

「個々の事例を象徴が作成するマニュアルで規定するのは現実的に難しく、現場に裁量がある方がいい。

ただし、現場にその能力と責任が求められる。食中毒防止に適切な裁量が働くよう、

行政は情報提供や注意喚起をこまめに行う必要がある」と指摘しています。

 

この記事を読んで、

 

・野菜が悪いのではなく、扱う人の清潔さへの意識や管理が足りなかった

・少し洗えばそれで済むこと

・野菜を洗剤で洗っているというのは初めて知った

・過去にもキュウリが原因で食中毒が起こっている

・料理を出した側は、営業停止処分だけでなく罪に問われるべきではないか

・食中毒が起きる時期は、熱を通すようにするなどの対応が必要

・各調理場などでは食中毒対策のためのマニュアルを用意し順守する必要がある

 

などの意見が出てきました。

 

老人ホームという場では、とりわけ食品には注意が必要だと思います。

過去にも食中毒による事例は複数あるにも関わらず、手間を惜しんだために

取り返しのつかないことになってしまいました。

食に関わる人一人一人が、細心の注意を払う必要があるのではないでしょうか。